沖縄で最初に訪ねたのは、那覇市与儀公園内にある憲法九条の碑である。ここでは上段に「恒久平和」と題して
  日本国民は
  正義と秩序を基調とする国際平和を
   誠実に希求し
  国権の発動たる戦争と武力による威嚇
  又は武力の行使は
   国際紛争を解決する手段としては
   永久にこれを放棄する
   前項の目的を達成するため
  陸海空軍その他の戦力は
   これを保持しない
  国の交戦権は
    これを認めない
          日本国憲法第九条
 
と書かれていた。さらに下段には、次のような碑文があった。
   私たちには忘れることので
きないあの忌まわしい太平
洋戦争が終結してから
四十年の節目にあたり本市
は憲法の目指す恒久平和主
義が名実ともに定着し二度
と戦争の惨禍が起こること
のないよう祈念し「平和都市
なは」建設のシンボルとして
この碑を建立する
 昭和六十年五月三日
  那覇市長 親泊康晴
   親泊康晴(おやどまりこうせい)氏は、沖縄社会大衆党、日本社会党、共産党などの推薦、公明党の支持を受けて、1984年から2000年まで4期、那覇市長であった人である。今から20余年前(平成22年2月現在)のことになる。革新系市長として活躍した後、引退し、政界から退いた。2005年死去。

                                          トップページに戻る

inserted by FC2 system